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人生を迷走中

その辺に転がってる底辺オタクによる掃き溜め

薔薇に隠されしヴェリテ感想




※全てのキャラのSP・史実クリアしてます

※重大なネタバレもあります

※ルートによっては酷評している部分もあります。

※圧倒的語彙力不足






英国探偵ミステリアTheCrownはキャスト変更での配役だったため、オリジナルの箱物乙女ゲームとしてはcv白井さんが初の攻略キャラということで購入したこのゲーム。



個人的には結構好きでしたがかなり好き嫌いの分かれる作品だと思います。

雑誌だったかのアオリにあった「ドキドキアバンチュール♡」を期待されている方はとりあえず購入を見送った方がよいです。

また手軽にゲームをやりたい方にもオススメしません。所々ボイスを飛ばしても初周クリアに20時間はかかりました……。


システム面的には選択肢ジャンプがないのがかなりしんどかった。イベントスキップ機能はあれどイベント数もかなり多いのでひたすらポチポチしていた記憶。選択肢ジャンプって偉大な機能だな……(遠い目)



攻略順ですが、ルイ→ロベ→ダントン→ラファイエット→フェルゼンで行きました。

個人的にはルイでヴェリテの世界観を掴んで、最後にフェルゼンをやるのが一番後味よく終われると思います。ただこの辺りも結構意見割れているので、どの意見を尊重するかは読んでいる方次第ですかね。






ーーーー以下内容に触れていきますーーーー




結局このゲームで描きたかったものって「時代という大きな流れに抗えなかった人達」なのかなあと思うのです。


だから身代わりの薬も最終的には意味を為さず、史実通りに惨憺たる結末を迎えていくんだけど、身代わりの薬の存在のおかげでSPエンドでは攻略対象にだけひとすじの幸せが与えられる。


時代という大きな流れには、どれだけ信念も力もある人でも抗えず流されてしまう。その流されていく人達にフォーカスを当てているから、終盤に向かうにつれて段々と混沌の渦の中で救いがなくなってくる。



そこを描きたかったのはわかるのですが、それを乙女ゲームでやる必要があったかは甚だ疑問だよね!!!!!!!!!笑

いや一般向けに作りたかったわけではないのはわかるのですが……しかもルート(ぶっちゃけるとダントンと隠し)によってはその辺りの事情と乙女ゲームとしての恋愛要素がうまく噛み合っていなくて、中途半端さを感じてしまいました。この二人のルート、もうちょいなんとかしてほしかったかな……



そういえば、サンプルボイスが出た段階で攻略対象の方々の声の雰囲気(声質とか声音が似ているかは微妙なところですので雰囲気としか書きようがない)が皆様似ているなあと思っていたのですが、ミロワール会が出てきた時に「なるほど!!!」と膝を打ちましたよね。



以下各キャラ個別ルートの感想です。



ルイ16世

元々購入決めたのもルイ16世cv白井悠介目当てでしたし、4年後のサンプルボイスが出た時自宅だったら確実に悲鳴あげてスマホ投げていた(はじめて聴いたのが公共の場でした)レベルで好みで楽しみにしていたのですが、ルイ様を初周SPクリアして良かったなあと心から思っています。


ルイ様ルートは他ルートと比べてもスチルの糖度が低めで、実際二人の距離感もなかなか縮まらないのですが、その分心情がとても丁寧に書かれていたと感じました。ひたすらしんどいと尊いの狭間にいました。タンプル塔のスチルは本当にしんどかった。


ヴェリテは声優さんの演技が皆様素晴らしいと思うのですが、ルイ様も例外ではなくて、白井さんの持ち味の生きるキャスティングだったと感じています。白井さんは繊細な感情の動きを表現するのに長けている方なので、何事にも興味のなかったルイ様が少しずつ少しずつ変わっていく様子を丁寧に演じて下さっていて、白井さん推しの方はとりあえずヴェリテやって……!という気持ちでいっぱいです。



○フェルゼン

個別ルートで一番株上がったのがフェルゼン。他キャラルートでもただ一人最後までルイ側についたイケてるメンズだったのですが、個別ルート……特に4年後入ったばっかりの6章……いやもうずるくない?こんなん好きにならないわけないじゃん?(怒)

また最後の身代わりの薬を使う展開が全攻略中キャラの中で一番胸熱だったし一番後味よかった。アントワネット様との最終的な関係性もこのルートが一番よかった。

君は一生かつての自分の行いに後悔しながら幸せになりなさい!!!!!!笑


でも史実ルートの扱いが一番かわいそうなのもフェルゼンなんだよなあ……いや史実だから仕方ないだけどさ……笑  もはやそういうとこさえ愛おしい。



ラファイエット侯爵

蓋をあけたらこいつが一番積極的だったし一番甘々だったし一番空回ってた笑

他のキャラは本編中で初夜はむかえてなさそう(フェルゼンはちょっと怪しいですがでもあの感じだと攻めあぐねて手を出せてなさそう笑)ですが、こいつは間違いなくアハンウフンしてる。

個別ルートやっている最中、特に平民組を終わったばかりだったので「どうしよう私乙女ゲームしてる……」という気持ちになりました。


全体的にとてもよかったのですが、身代わりの薬の一件が全キャラの中で一番納得いかなかった。なんでや!あの子を犠牲にする必要全くなかったやん!(泣)



ロベスピエール

乙女ゲーム色は薄かったですが、ロベスピエール自身はずっと信念に従って行動していて、自分に待ち受けるであろう運命さえも受け入れていて、でもそんな中でリーゼのことだけは忘れられない。一本気の通っている彼にとても好感持てましたし、タンプル塔でルイ様に合わせてあげるところとかめっちゃかっこよかった。というかこいつはずっとかっこよかった。

ロベスピエールがとてもかっこよかった反面、ロベスピエールルートのリーゼは優柔不断でちょっとイライラしてしまったのが残念だったところ。


彼の身代わりがどうして身代わりになった理由はわからなかったですが、でもロベスピエールの身代わりにならなれるわ……と思ったのも事実。



○ダントン

シナリオがな……かわいそうやったな……


他の四人がなんやかんや信念を持っていたのに対し、恋愛に対しても政治に関しても中途半端に書かれていて、終始何がしたいんだろう……と思ったしヒロインも優柔不断だったし、いやホントもうちょいなんとかできたんじゃない!?!?

FDとかで救済してあげてほしい。ホントに。



○隠し

隠しさんのルートはいっそ恋愛要素なかった方が楽しめたなあという正直な感想。

スチルだけみると甘めですが、実際隠しさんに気持ちが一切ないのがわかってしまっていたから、リーゼが一番かわいそうなルートだった……。

最終的にもリーゼよりあのキャラへの気持ちのが圧倒的に大きくて差を見せつけられた感じでしたし笑


せめて後日談が「愛を育んでる最中です」的な内容だったら良かったんだけど、そこをすっ飛ばして永遠の愛を語られてもそこに至るまでの経緯は!?!?となってしまって……いちばんモヤモヤの残るルートでした。


隠し解放されて解放された共通ルートのシナリオはよかったので、あれなら恋愛やらなくてよかったし恋愛やるならもうちょい気持ちの変化をみせてほしかったです。